技能実習生の日本語の教育について

技能実習生の日本語レベルや習得方法、
また技能実習生に日本語を使ってどのように接すればのか
受け入れ企業は気になるところです。

本記事では
外国人技能実習制度に関する日本語の習得の規定と、
教育のコツを紹介します。

技能実習生の日本語に関する規定

技能実習生は日本語がわからない状態で求人をみて応募してくる方がほとんどです。
面接の時までに挨拶と自己紹介だけ学習しますが、
日本語が理解できていないと同然です。

日本語能力検定の技能実習1号はN4、技能実習2号はN3の日本語能力が必要です。
技能実習1号から2号の技能評価試験はすべて日本語で行われます。
参考:日本語能力試験の概要とN1・N2・N3・N4・N5の各レベル

日本語学習時間の規定

技能実習生には日本語の学習が義務付けられています。

講習の時間は技能実習1号は活動予定時間(研修生として働く時間)の6分の1以上の日本語学習が必要です。
例えば、技能実習1号の活動時間が1920時間の場合は、その6分の1である320時間以上の講習を行わなければなりません。

もしくは
入国前の6ヶ月以内に1ヶ月以上かけて160時間以上の講習を行った場合は、入国後の講習は12分の1以上となります。
例えば、技能実習1号の活動時間が1920時間の場合は、入国前の6ヶ月以内に1ヶ月以上かけて160時間以上の講習を行った場合、
入国後は1920時間の12分の1である160時間以上の講習を行うことになります。

よくある事例は
みっちり6ヶ月住み込みの講習を行って、N4レベルまで習得させる学校がほとんどです。
住み込みなので日本語だけでなく、5Sやゴミの分別等の日本の生活についても教育します。
研修しない受け入れは即座に受け入れることができますが、
教育面で苦労しますので、6ヶ月の講習を受けてからの来日が一般的です。

技能実習生に必要な日本語

日本語学習と言っても
技能実習生と旅行者と留学生では
目的や生活環境が違うため必要な日本語が異なります。
その為勉強方法も目的に合わせたカリキュラムを組まなければなりません。

「技能等を修得する」、「健康に安全に暮らす」「職場や地域の人と人間関係を築く」「生活を楽しむ」などがあげられます。

技能実習生に日本語を教えるコツ

日本人先生と外国人先生の違い

日本人(ネイティブ)と外国人(非ネイティブ)が教えることを分けます。

文法や単語などは非ネイティブの先生が教えても大丈夫ですが、
発音や会話はネイティブの先生が教えた方が効果的です。

外国では日本の文化や生活習慣などの習得が難しい為、
これも日本人の先生が教えるといいでしょう。

日本と外国での日本語教育の違い

母国でも学習できることと日本で学習したほうがいいことを分けます
入国前は基本的な「文字」「数字、日付」「基本的な挨拶や指示」を学ばせましょう。

  • 書かれたものを声に出して読める
  • ひらがなとカタカナが読める
  • 数字、日付、曜日がわかる
  • 「名前、禁煙、立入禁止、~階」等の日常的な漢字がわかる
  • 簡単な指示の言葉を理解し、行動できるようにする
  • 基本的な自己紹介ができる

入国後により実践に近い日本語を学ばせましょう。

受け入れ企業によるサポート

技能実習生が早く日本語を習得するためには
受け入れ企業の理解と従業員一人ひとりのサポートが必要です。

「学習目標は関係者で共有する」・「学習目標を確認しながら指導を進める」・「日本語チェックシートを活用する」など
会社として技能実習生の日本語教育をサポートしましょう。

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